フィリピンについて


私達が教育支援を行っているフィリピン。陽気な人々が暮らす魅力あふれる国です。しかし、同時に様々な問題を抱えています。そんなフィリピンについての知識を少しご紹介します!

医療

《基礎知識》

・人口あたり医療従事者数 ⇒ 日本の約半分

・合計特殊出生率 ⇒ 日本の約2倍(3.08人)

・平均寿命 ⇒ 約68歳 (2012年)

《問題点》

・看護師の国外流出!! ⇒ 国外の方がお給料が高いから…

乳児死亡率 ⇒ 日本の10倍! 

・都市と地方で医療施設に格差…また、収入によっても受けられる医療は左右される。

・感染症 ⇒ 虫が媒介するマラリア、デング熱や食べ物・水から感染する赤痢、A型肝炎など島によっても流行病は様々。

《フィリピンの妊娠・出産に関する風習》

・肩や首にものを巻かない(赤ちゃんの首にへその緒が巻かれないように)

・紐をまたがない(赤ちゃんが転がって逆子になるから)

・月夜は帽子をかぶって外出する。

 ⇒ どれも日本にはないもので面白いですね!赤ちゃんに無事に生まれてきてほしいと願うのは世界中のお母さん共通の願いです…

教育

《基礎知識》

・初等教育は公立学校では6年(私立の小学校で7年制を導入しているところも)

・中等教育は4年制。職業訓練が含まれる。

・数学・理科などの理系科目 ⇒ 主に英語での授業

・識字率は約98パーセント!

《3T問題》

・3Tとは、teacher(教師)、teaching room(教室)、textbook(教科書)のことです。この3つが不足していることが問題になっています!ALPHAteaching room(教室)を支援しているというわけです。

《就学率》

・純就学率 ⇒ 初等教育 90.1%、中等教育 58% …中等教育でがくんと下がる!

理由として…

・人口が急激に増加したことによって教室が足りない!

・教育システムが届かない地域(少数民族の多い地域、フィリピノ語が通じない人が多い地域など)で生徒が授業についていけずドロップアウトしてしまう…

・貧しい地域では教育を受けたとしても、就業の機会が少なく、教育の必要性が軽視されている。

《スペイン・アメリカによる植民地支配》

・フィリピンは、16世紀にスペインに植民地支配されました。スペインによるガレオン貿易はスペインの経済を支え、フィリピンの経済の自立を阻害しました。

 ⇒ このとき、今でもたくさんのフィリピン人が信仰しているキリスト教を布教!

・米西戦争でアメリカがスペインに勝利すると、今度はアメリカによる植民地支配が始まりました。人々の意識は近代化され、社会制度や議会の開設が行われました。

 ⇒ 学校制度の導入や英語教育の普及

《日本による植民地支配》

・第二次世界大戦が起こると、日本が「大東亜共栄圏」を掲げてフィリピンをしました。

・日本による軍政は、フィリピン人たちの民意を失っていきます…

・1947年にアメリカが再上陸し日本は敗走。1947年、フィリピン共和国は独立を果たしました。

 ⇒ 戦闘による死者は110万人!(当時の人口の7%)フィリピンは独立できたものの、アメリカへの依存度を強める結果となりました…

政治・経済

《政治の歴史》

・1965年から約20年間に渡りマルコスによる独裁

 ⇒ 前半…閣僚整備とともに強靭な経済を作り上げ、失業率が大幅ダウン!!

   後半…経済権益の優先、政治汚職、イルメダ夫人の汚職

 ⇒ 1986年の人民革命で倒される

コラソン・アキノ政権に

 ⇒ 地方自治の強化、農地革命が行われる。

・現在の大統領は、ベニグノ・アキノ3世

《雇用について》

失業率 ⇒ 7.3% (107か国中55位)

・雇用・失業対策としては、公共職業安定機関が設立され、無料での就職の提供やカウンセリングが行われています。

・なんと!フィリピンの労働法には失業保険に関する規定なし!

 ⇒ ただし、技能、生活関連訓練や農村労働プログラムなど、労働雇用省による失業者支援策があるのです…!

・最低賃金は、一日456ペソ(約900円)(2012年)